生き物・学び・研究センターブログ
2024年6月30日(日)(テナガザルのお勉強)シロマティーは何個ごほうびをもらっているか?
サル舎のシロテテナガザル、シロマティーに「お勉強」に参加してもらっています。
シロテテナガザルのシロマティーのお勉強のルールは以下の3つです:
(1) 数字を正しい順番で押せたらリンゴ片を1個あげる。
(2) 問題と関係なく、5回鳴いたらリンゴ片を1個あげる。
(3)(シロマティーの意志で)いつ終わってもかまわない。
今回、シロマティーがいくつリンゴをもらっているか、実際に数えて調べてみました。
問題はいずれの場合も10問。問題が始まってから10問終えるまでにもらったリンゴ片を数えました。
まず、1から6までの場合です。 始まる前から鳴いているシロマティー。まずリンゴ片を1個もらってから、問題を始めているように見えます。問題に正解しても、間違っても鳴き始めて、リンゴ片を1個もらうと、問題を始めるというくり返しで、全部で18個のリンゴ片をゲットしました。
実際にやっている様子は、YouTubeの京都市動物園公式チャンネルでご覧いただけるようにしました。
(テナガザルのお勉強)シロマティーは何個ごほうびをもらっているか(1から6までの問題の場合)
次に1から7までの問題にして、比べてみました。 問題を始める前に鳴き出すのは同じですが、1個もらっても始めず、また鳴き出します。2個もらってようやく問題を始めるようなペースでしたが、結果は全問正解。全部で27個もリンゴ片をゲットしました。
実際にやっている様子は、YouTubeの京都市動物園公式チャンネルでご覧いただけるようにしました。
(テナガザルのお勉強)シロマティーは何個ごほうびをもらっているか(1から7までの問題の場合)
最後に1から8までの問題のときと、比べてみました。問題を始める前に鳴き出すのは同じですが、1個もらっても始めず、また鳴き出します。2個もらってようやく問題を始めるようなペースで、これは1から7までと同じだったのですが、問題を間違うことが多く(正解は6問)、ゲットしたリンゴ片は合計で21個でした。
実際にやっている様子は、YouTubeの京都市動物園公式チャンネルでご覧いただけるようにしました。
(テナガザルのお勉強)シロマティーは何個ごほうびをもらっているか(1から8までの問題の場合)
シロマティーがそれぞれの問題に対して、どういう気持ちで、どういう考えで取り組んでくれているのか、それともとくに考えなしに気分だけで参加しているのか(^^; これからも調べてみたいと思います。