生き物・学び・研究センターブログ

2024年5月3日(金)センターの日誌049 標本整理

生き物・学び・研究センターは、動物園内にある、教育と研究を行う部署です。
このブログでは、動物園にあるけど飼育ではない、センターの業務をご紹介しています。

京都市動物園では、頭骨標本全身骨格手形標本皮革標本など、様々な標本を所蔵しています。
1000点以上が保管されており、その分類整理も当センターの仕事。
先日、所蔵標本の点検を始めました。

標本の中には、現在飼育していない動物のものも多く含まれます。

こちらはアメリカビーバー。
げっ歯目らしい、強靭な歯が良く見て取れます。

イノシシ。
犬歯が横に飛び出ているのが特徴です。

トラの頭骨標本。
古い標本なのでニスを塗っており、黄色いですね。
裂肉歯と呼ばれる、鋭い臼歯が確認できます。

普段は非公開の標本ですが、今後、皆様にご覧いただく機会も設けたいと思っています。

土佐