生き物・学び・研究センターブログ

2024年5月2日(木)(テナガザルのお勉強)シロマティーの流儀

3月13日 2年半ぶりにタッチモニターの課題をやってくれたシロテテナガザルのシロマティーのその後をお知らせします。3月13日以降もシロマティーのいるサル舎に何度も通いましたが、どれだけ問題をやってくれるかは、シロマティーの気分次第ということがわかりました。

タッチモニターに提示された問題を解いて、ごほうびをもらうシロマティー。手前のパソコンの画面がシロマティーが向かっている画面にも映っている。

サル舎に行くと、とりあえず勉強につき合ってくれますが、しばらくすると自分から離れていくのです。いったん離れると、待っていても帰ってくることはありませんでした。

問題の途中で、立ち去るシロマティー

テナガザルの「お勉強」では、問題の正解・不正解とは関係なく、5回連続で鳴いたら、リンゴ片1個というお約束で参加してもらっています。問題をせずに、連続して鳴き続けるようになると、飽きてきたしるしです。

そして立ち去るシロマティー

ある日やっていたのは1から4までの問題。このレベルだと、久しぶりのシロマティーでも間違うことはめったにありません。その日は調子がよかったこともあって、たくさん問題をやってくれたシロマティーでした。

最後には ごほうびに持ってきたリンゴがなくなってしまい、お勉強は終了になりました。(足りなくならないようにと、ごほうびのリンゴをたくさん用意して行った日に限って、すぐにやめてしまうのもよくあることです。)

これらのシロマティーの様子を、動画でも見られるようにしました。YouTubeの京都市動物園公式チャンネルにアップしましたので、よろしければご覧ください。

(テナガザルのお勉強)シロマティーの流儀

田中正之