生き物・学び・研究センターブログ

2024年4月21日(日)センターの日誌047 研究への資料協力

生き物・学び・研究センターは、動物園内にある、教育と研究を行う部署です。
このブログでは、動物園にあるけど飼育ではない、センターの業務をご紹介しています。

生き物・学び・研究センターでは、研究を行うと同時に、動物園外への研究協力も実施しています。
先日、園外の研究者の方が、チョウセンオオカミの頭骨の計測に来ることになりました。
当園で所蔵しているチョウセンオオカミの頭骨は5つ。
うち1つは標本展示室で、全身骨格標本として展示しています。

一方、残り4つは、展示スペースの関係から、非公開スペースで保管しています。
標本台帳を頼りに探していくと…

無事見つかりました。
同じチョウセンオオカミでも、少しずつ違いがありますね。
時代によって標本の制作方法にも変化があったようで、右端の古いものはニスが塗られていました。

資料を保管し研究教育のために活用することも、動物園の大切な仕事の一つだと考えています。

なお、調査研究への協力のために、研究依頼書及び研究計画書を提出していただいています。
研究計画書を審査した上で、実施についての判断をさせていただきます。
そのほか諸条件がありますので、詳しくはこちらをご確認ください。

土佐