生き物・学び・研究センターブログ

2024年3月31日(日)センターの日誌044 ブロッコリーの二番刈り

生き物・学び・研究センターは、動物園内にある、教育と研究を行う部署です。
このブログでは、動物園にあるけど飼育ではない、センターの業務をご紹介しています。

おとぎの国2階の畑で育てたブロッコリー。
2月の終わりに頂花蕾を収穫しました
頂花蕾は、我々がスーパーで見かけるブロッコリーの部分で、茎の中央から太く大きく生えてきます。
一方、頂花蕾を収穫した後も、小さなブロッコリーを収穫できることをご存じでしょうか。
これらは側花蕾と呼ばれ、頂花蕾と同様に食べることができます。

3月のはじめ、これらの側花蕾を茎ごと収穫し、動物たちに食べてもらいました。

ゴリラのおうちで、体重計の上に置かれたブロッコリー。
茂った葉っぱの側に、小さなブロッコリーがいくつか生えています。

インスタグラムでも、ワオキツネザルが2番刈りブロッコリーを食べる様子を紹介しました
その向かいで飼育しているフサオマキザルのトンキチも、しっかり食べてくれました。

茎から丸かじりする、チンパンジーのニイニ。
茎の根元は、ナイフで切り取るのも苦労する程だったのですが、気にせず齧っていました。

なお、ブロッコリーの茎は、根元の硬い部分を落とせば、人間も食べることができます。
チンパンジーのように丸かじりは難しいですが、今まで花蕾だけを食べていた方、是非茎にもチャレンジしてみてください。

土佐