生き物・学び・研究センターブログ
2024年3月9日(土)センターの日誌041 手形足形の整理
生き物・学び・研究センターは、動物園内にある、教育と研究を行う部署です。
このブログでは、動物園にあるけど飼育ではない、センターの業務をご紹介しています。
園内に所蔵している様々な標本や資料。
センターでは、これらの管理も行っています。
先日、手形足形標本の整頓を行いました。
健康診断などのときに収集しており、古いものでは1960年代のものも。
今でも飼育している動物もあれば、既に飼育を終了した動物の手形足形もあります。
さて、次の写真は誰の手形でしょうか。
答えはカルフォルニアアシカ。
京都市動物園でも、2010年までアシカを飼育していました。
次の手形は誰のもの?
我々の手と近い形状から、サルの仲間であることが分かりますね。
ヒントは、「今は京都市動物園にいない動物」です。
正解は、オランウータンのホップ。
京都市動物園では、2013年まで飼育していました。
さて、次の足形はどんな動物のものでしょうか。左は成鳥、右は幼鳥です。
答えはダチョウ。
鳥は通常1つの足に4本の指を持ちますが、ダチョウの指は2本である点が特徴。
京都市動物園では、2011年9月まで飼育していました。
一般に、早く走る動物ほど指の数が少なくなっていきます。
同じ走鳥類として、現在でも当園で飼育しているエミューがいます。
さて、では、エミューの指は何本でしょうか。
是非当園で観察してみてくださいね。
土佐