生き物・学び・研究センターブログ

2023年12月2日(土)センターの日誌027 標本の修理

生き物・学び・研究センターは、動物園内にある、教育と研究を行う部署です。
このブログでは、動物園にあるけど飼育ではない、センターの業務をご紹介しています。

動物園の大切な役割の一つに「教育」があります。
動物に興味を持ってもらい、もっと深く知ってもらう。
そのために様々な講演やガイドを行っています。

とはいえ、見てばかりでは伝わらないことがあるのも事実。
そんな場面にあって活躍するのが動物の標本たちです。
動物の質感を伝える皮革標本、体の作りと進化を伝える骨格標本、歩行の違いと戦略を伝える足標本。
動物園では多くの標本を収蔵し、教育の場で活用しています。

長期間の使用に伴い、標本も劣化します。
そのような標本の修理も、生き物・学び・研究センターが担当。
今回、アジアゾウの皮革標本の修理をしたので、御紹介します。

アジアゾウの皮の一部を、木の板に貼り付けた標本です。
皮革が縮んで外れ、板から簡単に剥がれてしまう状態でした。

まずは全ての釘を外して、皮を完全に取り外します。

板を機械で削り、形を整えて、釘で皮を打付け直しました。

補修後の標本。
釘の頭やささくれの飛び出しもなかったため、早速活用しています。

と、ここまで書きましたが、実はほとんどの作業は動物園の大工さんが行っています。
私は釘を出したり板を抑えたりの補助をしていました。
早く道具の扱いに習熟して、自分メインで修理ができるようになりたいと思っています。

土佐