生き物・学び・研究センターブログ

2023年10月16日(月)「きょうと☆いきものフェス!2023」に参加しました。

2023年10月8日と9日に、京都府立植物園にて、「きょうと☆いきものフェス!2023」が開催されました。

朝から多くの出展団体がブースの準備をしていました。
9月30日の「いきもの広場」では、観覧温室入り口に掲示された、ゾウのほぼ等身大タペストリーは、今回は植物園事務所に掲示されました。

「きょうと☆いのちかがやく博物館」で連携する、きょうと生物多様性センターが主催する事業ということで、連携の展示用デスクを設置しました。

9月30日に、同じ植物園でワークショップをしたばかりということで、今回は連携する各施設のスタッフが集まってのワークショップはなかったのですが、京都市動物園が課題提供をして協力している、京都産業大学のPBL科目「京都市動物園クラス」の学生たちが、ワークショップを提供しました。(京都産業大学のPBL科目のウェブページにリンクしています)

今年度、学生たちに出した課題が
「生物多様性って何? どうして大事なの!?-生物多様性の大切さを知り、わかりやすく伝えてほしい-」
ということで、その実践の場として、「きょうと☆いきものフェス」を紹介したのでした。

この課題は、今年の4月に行った「野生動物学のすすめ2023」でも、1日目の午後のプログラムのテーマとして、きょうと生物多様性センター長の湯本貴和さんにお越しいただいて、参加者の皆さんと一緒に考えた課題でした。

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考えれば考えるほど難しい課題だったのですが、学生たちは半年に渡って勉強し、議論を続けた成果として、ゲームを通して学んでもらおうという方法を提案し、実際に自分たちでカードを制作して、ゲームを実践しました。

ゲームはトランプの「神経衰弱」のルールで、自然の中で関係しあっている生き物(植物や野菜を含む)のペアを見つけるというもの。小さいお子さんでも、楽しんでプレイしてくれました。

10月8日は朝から曇り空で、午後には雨も降りだしたのですが、ワークショップにはたくさんの子供たちが来てくれました。時間をかけて準備をした学生たちも、成功の手ごたえを感じたことと思います。


田中正之