生き物・学び・研究センターブログ

2023年8月25日(金)センターの日誌013 田んぼと畑の反省点;1年目

生き物・学び・研究センターは、動物園内にある、教育と研究を行う部署です。
このブログでは、動物園にあるけど飼育ではない、センターの業務を御紹介しています。

昨日(8/24)の夕方の大雨はすごかったですね。
アジアゾウの動物舎にいましたが、屋根から落ちる水が滝のようになって驚かされました。
動物園のスタッフはげんなりしていましたが、ゾウたちは興奮して、グラウンドで楽しそうに走り回っていました。

さて、前回の台風も乗り切った京都の森の田んぼですが、残念ながらこの雨に負けてしまいました。
一番上の田んぼの、実りかけていたキヌヒカリが倒れ込んでいます。
奥の青い稲(ミドリモチ)は、まだ穂が実っていなかったためか、まっすぐ立っていますね。
キヌヒカリの根をしっかりと張らせることができなかったのが、敗因だと思われます。
来年は水管理を行き渡らせて、丈夫に育てたいところ。
中段下段の田んぼは無事なので、10月の稲刈りまで同じような雨や台風が来ないことを祈っています。

また、ネットを張った田んぼですが、端の方の穂が食べられてしまっています。
恐らく鳥によるものだと思いますが、こちらは仕方がないと判断しています。

失敗といえば、畑のカボチャでも一つ。
孫づるを抑えるためにこまめにわき芽を摘んでいたのですが、結果として畝がスカスカになってしまいました。
虫たちに食べられたり病気にやられたりで、思ったより早く葉が弱ってしまったようです。
新しい葉の抵抗性に期待して、現在放任状態で茂らせようとしています。

ミニトマトについては、雨のせいもあって、ここ数日ひび割れた実の収穫が続いています。
放っておくと病気や虫食いの原因になるので、仕方なくやや青い状態で収穫しました。
動物たちは気にせず食べてくれますが、できれば大きくて丸くて真っ赤なトマトにしたかったので残念です。

色々と課題が見えた田んぼと畑。
失敗を消すことはできないので、せめて教訓にして、来年に活かしたいと思います。

土佐