2022年3月7日（月）一年かかって一歩前進

チンパンジーの勉強部屋です。


ニイニ（写真右）は，先月（２月）に９歳になりました。
タッチモニターに向かって１から１４までの数字の順番を覚える勉強中。
１から１３までの数字の順番を覚えたのが２０２１年の１月。それから１４を加えて１４までの数字の順番を覚える勉強を始めたのですが，ずいぶんと苦労していました。
３月にもう少しで覚えられそうなところまで成績が上がったのですが，その後，調子が落ちてしまい，その後は正解率５０％～６０％から上がりませんでした。昨年の終わりごろから再び成績が上がりだして，２月２４日にようやく正解率が７５％を超えて，合格基準に到達しました。
じつに１年１か月かかって，ひとつ数字を増やしたことになります。

成績が上がってよくできるようになると，やる気も増すようで，最近は勉強の時間の間，ほとんどずっと問題をやっているので，弟のロジャーやその母ローラなどが勉強するチャンスがなかなかありません。

３歳のロジャーはお母さんのローラに抱きついておっぱいを吸っているところです。
この直前まで，大人のタカシとうれしそうに遊んでいたのですが，疲れたのかおなかがすいたのか，お母さんの胸にに帰っていきました。



ふたりとも，大きな口を開けた「プレイフェイス」をして，ガハガハとにぎやかに遊んでいましたが，
自分の後ろでそんな風に遊んでいても，ニイニは気にせず続けていました。

タカシについては，子どもと遊ぶ「よいオジサン」の姿を見ることが多いのですが，たまに「ズルいチンパンジー」の一面を見せることがあります（また別の機会でお知らせします）。

こちらはニイニのお母さんのコイコです。


彼女もゆっくりとですが，成績が上げています。息子のニイニと同じタイミングで数字を１つふやして，１から１０までの数字を順番にさわっていく問題を始めて，なかなか成績が上がらずに正解率が２０％～３０％で苦労していましたが，最近正解率が６０％くらいまで上がってきました。ニイニと比べて，まだまだ時間がかかりそうですが，まだまだやる気満々なので，これからも応援していきたいと思います。

田中正之