生き物・学び・研究センターブログ

2022年1月24日(月)チンパンジーの父と子

チンパンジーのお勉強部屋です。

1月は勉強をお休みすることが多く,この日は23日でしたが,今年になってから5回目の「お勉強」時間でした。
いつもと違う状況では誰でも緊張するもの。
チンパンジーたち,とくにオスたちは何かしないではいられない気分になるようです。
「パントフート」と呼ばれるチンパンジー特有の大きな声を発したり,大きな動作で歩き回ったり。

壁のアクリル板をけっ飛ばすロジャー(左)


そして,その後に現れた父のジェームスは,


勉強のモニターに向かってパンチ。

となりのモニターも,画面に向かって腕を伸ばして,パンチ!

間近で見ていると,「モニターが壊される!?」と思って,一瞬ドキッとするのですが,
実際にはどこも壊れていませんでした,
よく見ると,ジェームスとしては,「手加減をして」叩いているようです。


しばらくして落ち着いた後で,「お勉強」が始まり,その後はずっとニイニ,コイコ,タカシが勉強していました。

ジェームスははじめにひと暴れした後は,おとなしく部屋の隅で座っていました。(真ん中がジェームス。左はニイニ。ジェームスの右隣はローラ。)

誰も場所を空けてくれないので,つまらないロジャー。 カメラをのぞきに来ました。


田中正之