生き物・学び・研究センターブログ
2021年8月23日(月)ゴリラの子どもたちのお勉強
京都市動物園のゴリラたち。今はちょっと体調を崩していますが,少し前まで熱心に数字の順番を覚える勉強を続けていました。
夕ご飯の時間がお勉強時間でもあるので,まわりには好物の木の葉がいっぱい。
お母さんのゲンキなどは,勉強してちまちまとリンゴの粒をもらうより,おなか一杯葉っぱをほお張る方がよいようで,あんまり勉強のモニターに向かってくれませんが,キンタロウは熱心に課題に挑戦して,どんどん数字の順番を覚えています。
「お勉強」のステップアップする基準は,連続する100問中,75問以上の正解をすることです。
最初は1と2,ふたつの数字から始まり,1-2-3,1-2-3-4,,と学習の基準に合格するたびに,数字が増えていきます。
キンタロウは,1歳9か月のときに,1と2の順番を覚える勉強を始めました。
そして,今年の8月はじめ,2歳7か月のときに1から6の6つの数字の順番を覚えました,
その前,1から5までの順番を覚えたのが4月のはじめ。2歳3か月のとき。
それから,合格までに1回100問のチャレンジを,22回やったことになります。
一方,お兄さんのゲンタロウのときはというと,13回で合格基準をパスしていました。
この写真は最近のゲンタロウ。1から15までの数字を覚える勉強。
だからといって,ゲンタロウの方が勉強がよくできるわけではありません。
1から5までの順番では,ゲンタロウよりキンタロウの方が早くできましたし,
1-2からの通算でも,まだキンタロウの方が勉強の進みが早いのです。
今はまだ体調回復に努めているモモタロウも含めて,ゴリラ一家がまたゲンキに勉強に参加してくれる日を待っています。
田中正之