生き物・学び・研究センターブログ
2020年10月1日(木)9/26 動物園DEサイエンストークを行いました
2020年9月26日14時から, 動物園DEサイエンストーク:キリンのからだの中のはなしを開催しました。
開催の案内はこちらのページ 元は,「夜の図書館カフェDEトーク」と名付けて,毎月1回,日曜日の閉園時間後に,図書館カフェを会場にしておこなってきたものです。 (過去の「夜の図書館カフェDEトーク」については,こちらのページを参照ください。)
新型コロナウィルス感染症予防のための,「新しい生活スタイル」(京都市情報館へのリンクです)に基づいた対策を立てての開催となりました。
今回お話をいただいたのは,筑波大学の郡司芽久さんです。著書の「キリン解剖記」をすでに読まれた方にはご紹介するまでもないですが,新進気鋭の解剖学者で,特にキリンの研究で有名な方です。
キリンはどんな動物かというところから,骨やじん帯のお話,キリンの動きのお話…
キリンは立っている時間が長い動物ですが,そうした姿勢を維持しやすいような膝の骨の仕組みなどなど…
外から見ているだけではわからない中身を知ることで改めてキリンの魅力に気づきました。
終わった後には職員に,キリンの骨について詳しく教えていただきました。
キリンの骨を組み立てる実習は動物園の教育プログラムでよく行っています。
わたしたちも何度も見ているはずの骨ですが,郡司さんと見ると違ったものがたくさん見えてきました。
郡司さん,どうもありがとうございました!ご参加くださった皆様もどうもありがとうございました!
なお,ご著書の「キリン解剖記」は,郡司さんが博士号を取得するまでのお話です。深い知識に裏付けされた骨のお話は勉強になる上に,博士論文のメインとなる発見に至るまでの流れは1本の映画のよう…とってもおすすめです。
山梨(生き物・学び・研究センター)