生き物・学び・研究センターブログ
2020年8月19日(水)母親似?父親似?
新型コロナウィルス感染防止のため,現在ゴリラの屋内展示場を閉鎖しています。そのため,ゴリラたちがお勉強している様子を来園者の皆様にご覧いただけない状況ですが,逆に誰もいない来園者通路から,こちらは悠々とガラス越しでゴリラたちのお勉強の様子を観察せてもらっています。
お勉強をセッティングし,来園者通路で待っていると誰かがやってきて体重計に乗りました。
68.2kg。誰かな?
正解はゲンタロウでした。
体重も屋内からしか確認できないため,今までゴリラたちの体重チェックをされていたマニアックな方からしたら,「そんなに増えたの!?」と驚かれるかもしれません。
お勉強のレベルも一つ上がり,15までの数字に挑戦中です。正答率は5割前後,まずまずです。
一枚目の写真でもそうですが,体型が母親のゲンキに似てきたと感じました。
ちょうど同じ姿勢の写真があったので比較。
上:ゲンタロウ(8/18撮影) 下:ゲンキ(6/20撮影)
ゲンキと比べたら20kg以上の差はありますが,座高の高さも迫り,ポッコリおなかも手伝ってたまに間違えそうになります。
ただ,お年頃のゲンタロウは頻繁にディスプレイ(誇示行動)をするようになっています。ものをたたいたり引きずったりして大きな音を立てたり,ガラス越しに体当たりをしたり,胸を張って体を大きく見せたりする姿は,やはりオトコの子だなと実感します。
こうやって見ると,父親のモモタロウにも似てる。
現在9歳8歳のゲンタロウは,コドモとオトナの中間くらい。いろいろやんちゃが多いですが正常に発達している証拠でもあります(ヒトでいう思春期に近い)。
モモタロウは体重が180kgありますので,ゲンタロウの体重は今後もどんどん増えていくことでしょう。今度はモモタロウと間違えそうになるかな?
※ゲンタロウの年齢が間違っていました(8/22修正)
生き物・学び・研究センター
櫻庭 陽子