生き物・学び・研究センターブログ
2020年7月17日(金)京都の森の植物を調べよう(その続き)
先日のブログ「京都の森の植物を調べよう」で,「京都の森」の野草の種類を調べたことを書きました。
(7月15日 生き物・学び・研究センターブログ)
その中で,みんなで調べたけどわからない植物がありました。
こんなときは専門家に頼ろうと考えて,
「きょうと☆いのちかがやく博物館」
で連携している京都府立植物園の方にお尋ねしたところ,すぐにお返事をいただきました(感謝!)
アメリカヌスビトハギ という北米原産の外来種のようです。
とてもよく似た(素人なので同じ草だと思っていた)こちらは,アレチヌスビトハギ という種類らしい。
こちらも北米原産の外来種。
日本の在来種は「ヌスビトハギ」という種があるそうなのですが,ウェブページで調べた写真では区別がつきません。。。
白い案山子の足元にあったこちらは,センナリホオズキというナス科の植物らしいです。
やはりアメリカ大陸原産の外来種。
けっきょく,外来種(帰化植物)ばっかりでした。
たとえ専門家といえども写真だけで判定は難しいので,押し葉にして標本を見せてもらえれば,より正確な同定ができるとアドバイスをいただきました。花や実があるとなおよいと。(なるほど)
#学生の活動に取り入れてみよう。
府立植物園とは,植物園の倒木を動物舎で使ったり,植物園の土づくりのためにゾウの糞から作った肥料を提供したりと,連携イベント以外にもお付き合いを続けていますが,こうやって気軽に話のできるネットワークこそが大事なのだと,改めて思いました。
田中正之