生き物・学び・研究センターブログ
2020年3月7日(土)2020年 ラオスに行ってきました。(パート2)
ラオスのゾウ祭りの一場面です。
ラオスのサイニャブリー県では,毎年2月後半の週末に,県内で飼育されているゾウを集めて「ゾウ祭り」が開催されます。
今年は,72頭のゾウが集まりました。
写真は,ゾウ祭りの開幕式の様子です。先頭を歩くゾウに乗っているのは,昔の王様に扮したゾウのオーナーです。
72頭のゾウが整然と行進する様は圧巻で,日本では決してみることができないでしょう。
(ただし,近年,ラオスでもゾウの数は減少の一途をたどっており,なんとか繁殖を進めたいというのがラオス政府,サイニャブリー県政府の共通した思いです。)
こちらも,ラオスだからできる記念撮影。
ゾウとヒトとの関係の近さが伺えます。ゾウと一緒に写っているのは,我々と関西ラオス友好協会の皆さん。ゾウにとっては初めてみる人間ですが,ゾウ達は平然としています。
さて,少しだけ大変さを知っていただくために,首都ビエンチャンから,サイニャブリー県に行く途中の山越えルートの写真をご覧いただきましょう。
いつもは,メコン川沿いの道を行くのですが,今回はその道が工事中で通れなかったということで,山越えルートで行きました。朝9時にビエンチャンを出て,4輪駆動のピックアップトラックで8時間の道のりでした。サイニャブリー県に着くころには,我々はもうぐったりでした。(運転してくれた森林局スタッフは平気な顔をしていましたが。。。)
最後にもう少しだけ,ゾウ祭りの様子をお届けします。
開幕式のアトラクションの練習をする子ゾウたち。
ゾウの市内パレードの様子。72頭のゾウが市内を行進するのも,ゾウ祭りの見もののひとつ。
ただし,平日の午前中だったためか,沿道に人の出は多くなかったのが残念でした。
新型肺炎の影響もあり,中国からの観光客がほとんどいなかったのも影響したようです。
もうひとつ,ラオスの森の写真を。
こちらは,同じサイニャブリー県のゾウ保全センター(Elephant Conservation Center)で撮影したものです。こちらの様子は,また別の機会にお話ししたいと思います。
田中正之