生き物・学び・研究センターブログ

2018年7月16日(月)第34回日本霊長類学会大会に参加・発表しました。

7月13日(金)から15日(日)まで,
東京の武蔵大学で行われた,第34回日本霊長類学会大会に,動物園 生き物・学び・研究センターの田中,山梨,櫻庭が参加し,発表しました。

第34回日本霊長類学会大会のウェブページは,こちら。(外部のサイトへのリンクです)

発表演題は以下の通り:
(口頭発表)
B08 アラビアガム給餌による飼育下レッサースローロリスの腸内細菌叢の変動.
 松島慶(京都大・野生研),山梨裕美(京都市動物園,京都大・野生研),奥村文彦(日本モンキーセンター),廣澤麻里(日本モンキーセンター,京都大・野生研),藤森唯,寺尾由美子(日本モンキーセンター),佐藤良,西野雅之(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社),土田さやか,牛田一成(中部大・創発学術院),早川卓志(京都大・霊長研,日本モンキーセンター)
B18 飼育チンパンジーにおけるベッド作り行動の発達プロセス.
 山梨裕美(京都市動物園,京都大・野生研),板東はるな,伊藤二三夫,松永雅之,水野章裕,島田かなえ,門竜一郎(京都市動物園),田中正之(京都市動物園,京都大・野生研)
B21 飼育レッサースローロリスの腸内乳酸菌の特徴.
 土田さやか(中部大・創発学術院),山梨裕美(京都市動物園 / 京都大・野生研),早川卓志(京都大・霊長研 / 日本モンキーセンター),松島慶(京都大・野生研),牛田一成(中部大・創発学術院)

(ポスター発表)
P22 ニシゴリラ幼児における系列学習と作業記憶
 田中正之,櫻庭陽子(京都市動物園,京都大・野生研)
P30 京都市動物園の老齢アカゲザルにおける滞在場所と気象との関連-冬季における経過報告
 櫻庭陽子(京都市動物園,京都大・野生研),伊藤二三夫,板東はるな(京都市動物園),田中正之(京都市動物園,京都大・野生研)

この他,京都市動物園で行った共同研究データが発表されたのが
A03 他者の怪我に対するチンパンジーの反応
 佐藤侑太郎,狩野文浩,平田聡(京都大・野生研)

京都市動物園で観察を行った高校生たちの発表が2件ありました。
(中高生ポスター発表部門)
HP02 京都市動物園における霊長類学初歩実習の活動報告:北野高校取り組みⅥ
HP03 京都市動物園における霊長類学初歩実習の活動報告:関西大倉高校取り組みⅥ
なお,HP03の関西大倉高校の発表は,優秀発表賞と評価されました。

なお,この大会において,生き物・学び・研究センターの山梨裕美 主席研究員に,日本霊長類学会の栄誉ある学術奨励賞,高島賞が授与されました。

当HPのニュース「日本霊長類学会 高島賞受賞について」でご紹介しています。


田中正之