生き物・学び・研究センターブログ
2017年8月16日(水)続:博物館実習で環境エンリッチメント実習をおこないました!~サルの反応編~
環境エンリッチメント実習の第二回目。アカゲザルの展示場にさまざまなエンリッチメントグッズを設置しました。
さてさて今回はサルたちの反応とその評価についてです。
使ってくれるかと心配していましたが,『老猿ホーム』のサルたちも無事フィーダーの中から食べ物を探して食べていました。おばあちゃんたちもまだまだ現役!アサタローや39歳のイソコさんは地面に落ちた食べ物ばかり食べていて,フィーダーを使っているところは見られませんでした。
サル島のサルたちは,新しいグッズをさっそく探索。
フィーダーから食べ物をとろうとしているところ。
狙い通り,2個体で両側からも使っていました。
笹ももりもり食されました。
アオキは食べないもののプチプチちぎられていました。
日よけ…は,ちょっと彼らにとって用途がちがうようでしたが…
とりあえず一通り使ってくれたようです。
最後にそれぞれ実習生が担当のサルを決めて,行動観察をしてもらいました。
活動的なサルに振り回されて猛暑の中サルとともに走り回ることになりましたが,何とか30分間の行動を記録しました。
今回も短い間でしたが,環境エンリッチメントの作成から設置,そして観察まで体験してもらいました。サル島にある問題点や,ライフステージの異なるサルたちそれぞれへの配慮などを考えてもらいながら実施しました。
ちなみに…実習前はこうだったのが…
実習後にはこうなりました。
大嵐から猛暑まで激しい日々でしたが,お疲れさまでした!
山梨 裕美