生き物・学び・研究センターブログ

2017年3月29日(水)春の彩り ~そのⅢ~

春の季語として使われる「菜の花」がおとぎの国屋上エリアで咲きはじめました。
ちなみに,菜の花の俳句といえば,与謝蕪村の詠んだ句が有名とのことですが,ご存知でしたか?
それは,「菜の花や月は東に日は西に」という句です。

実は,おとぎの国屋上エリアも東と西の2箇所にあるのですが,比較栽培を行っており,名句をお借りすると
「菜の花や 肥料ありは東 なしは西」という説明になります。

こちらが肥料ありの東エリアです。

元肥は土に混ぜ込み,生育期に追肥として肥料を畝の間にまきました。

使用したのは園内で製造しているゾウとシマウマの肥料で,それほど効果の強いものではありませんが,

それでも,なしの場合と比べると,その生長の差は歴然でした。
こちらが肥料なしの西エリアです。

なお,菜の花は「食用」「観賞用」「修景用」などさまざまな活用がありますが,今回このエリアでは「緑肥作物」として活用することにしていますので,次の作付けにあわせて耕耘作業を行いたいと思います。
生き物・学び・研究センター 和田