生き物・学び・研究センターブログ

2016年9月11日(日)バナナのその後

昨年(平成27年)5月16日に,京都府立植物園にて,
「きょうと☆いのちかがやく博物館」

京都市動物園・京都府立植物園・京都水族館3園館連携第1回連携ワークショップ
「ゾウさん、オットセイさんのウンチでバナナを育てる」
というイベントを行いました。
イベント報告はこちらのページをご覧ください。

京都市内にある京都市動物園,京都府立植物園,京都水族館が3園館の連携協定を結んだのを記念して,3者で協力したとりくみを行うことになりました。その第1弾として,動物園のゾウの糞から作った肥料と,水族館のオットセイの糞を使って植物園でバナナの木を育てて,成長したらゾウさんにあげようという企画でした。

先日,植物園の方から,そのときのバナナがずいぶん成長しましたよという連絡をもらったので,植物園で会議があったときに見てきました。
これが成長したバナナです。

まだ青いですが,もう実もできています。

植物園の方の話によると,バナナは実を付けると,栄養をすべて実に移して本体(葉)は枯れてしまうのだそうです。(バナナの木の幹に見える部分は,葉っぱが固く巻いている状態なので,本体は葉っぱなのです。)
ということで,枯れてしまう前に,ゾウの大好きなバナナの葉もあげられるように準備をしたいと思います。

植物園ではいろんな種類のバナナを育ててもらっています。
こんなのや

こんなのとか

こんなかわいらしいのもあります。

ゾウたちが美味しそうに食べてくれる姿を見るのが楽しみです。

(全部ゾウさんの餌になるわけではありませんので,念のため。)


田中正之