生き物・学び・研究センターブログ
2016年6月27日(月)実のなる木 参
第三弾はこちら。これは樹皮ですが,見覚えありますか?よく目にする木なんですが。。。
葉は針状で2本ずつ束生しています。
分かりましたか?正解は「アカマツ」でした。
ここは「京都の森」で左手に「たんぼ」,右手に「トイレ」があるところです。
そして,メインテーマの実はこんな感じです。「球果」といいますが,いわゆる「松ぼっくり」です。
さて,この「球果」の使い道はというと。。。森のエビフライ作りに使います。
えっ!動物と関係があるのかって!実はコレを作っているのは「リス」なんです。
動物たちの痕跡を「フィールドサイン」といいますが,森でコレを見つけたら,そこにはリスが生息していると推測することができるのです。
このような食痕(=食べた跡)の他にも,糞や足跡などがあります。皆さんもこのような痕跡から,生き物の存在を感じてみませんか?
【アカマツ】
目:マツ
科:マツ
属:マツ
学名:Pinus densiflora
英名:Japanese red pine
備考:常緑針葉樹。五山の送り火に使用する薪に使われている。
ヤニは松脂(しょうし)と呼ばれ,筋肉痛や打撲に効き,生葉をつけたものは松葉(しょうよう)酒と呼ばれ,低血圧や冷え性に効くとされる。
生き物・学び・研究センター 和田