生き物・学び・研究センターブログ
2015年12月23日(水)つるし柿...エヘヘ
つるし柿...実はコレ「獣害」を考える教材になります。
どうしてか?
動物園の噴水池にも現在も取り切れなかった柿の実が枝についていますが,この実はおそらくスズメ,ヒヨドリ,カラスなどに食べられるでしょう。
しかし,ニホンザルやクマなどが生息する地域では,こうした柿の実が動物をひきつけてしまい,人と野生動物の間に問題を引き起こすことがあるのです。
実際,本園のアカゲザルやエゾヒグマも柿をおいしく食べています。
ただし,野生下では味を占めて何度も来るようになってしまいます。
こうした関係に気づき,野生動物と適切な付き合い方を一緒に考えることができる機会になるのです。
生き物・学び・研究センター 和田