生き物・学び・研究センターブログ
2015年6月9日(火)生きた化石現る!
生きた化石がいました!どこに?
「たんぼ」です。これで,ピンッ!と来た方もいらっしゃるのではないでしょうか。
何が現れたのかというと「カブトエビ」です。
カブトエビは淡水性の原始的な小型甲殻類で,約2億5千年前からその姿を変えていないことから「生きた化石」と呼ばれています。
では,どのように現れたかというと,彼らは卵の状態で何年も土の中で良い環境が整うのを待つことが出来ます。そして,先月26日に行った田植えのために水をはったことでふ化し,その姿を現したのです。
ちなみに,カブトエビは田んぼを動き回り水を濁らせることで雑草の成長を抑えたり,食べたりすることで稲の成長を助けており,おいしいお米ができるといわれています。
カブトエビのいる田んぼの環境を維持しながら,おいしいお米作りを目指したいと思います。
いまから秋の収穫が楽しみです。
生き物・学び・研究センター 和田