生き物・学び・研究センターブログ
2013年11月2日(土)SPP4.0
今年度から始まった,サイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)の第4回を11月2日(土)に実施しました。
*SPPは,JST(科学技術振興機構)が支援する,中高生のサイエンス教育を推進する事業で,京都市動物園は2013年度SPPに採択されました。詳しくは,こちらのページでご案内しています。
今回は,チンパンジーのいろんな姿を観察して,チンパンジーについてより深く学ぼうというプログラムです。
まず,毎朝の「お勉強」の様子を見学。
ただ見ているだけではなく,チンパンジーのお勉強のお手伝い(ごほうびのリンゴを給餌器にセットする)。
「お勉強」の後は,運動場に出ているチンパンジーを観察します。
今日に限って5人とも,タワーの中段の見やすい位置に居てくれました。
もっとも,観察中に動き回っていたのは,赤ん坊のニイニだけで,他の大人たちはじっとしていたので,観察はたいへん楽でした。
朝の9時からびっちり3時間の実習でしたが,みんな疲れる顔も見せず,熱心に取り組んでくれました。この間に5人のチンパンジーの顔をきちんと識別できるのようになりました。チンパンジーに対する理解が少し深まってくれたのではないかと思います。
田中正之