生き物・学び・研究センターブログ

2010年4月14日(水)ランマンのなやみ


マンドリルのランマン(1歳)です。

お兄さんのマンマル(2歳)に続いて、タッチモニターで数字の勉強を始めました。
誰かに言われたわけではなく、お兄さんがやっているのを見て、自分から始めました。
今年の1月に始めて、あっというまに1-2-3の順番を覚えました。
今は1から4までの数字の順番を覚える勉強をしています。

そんなランマンの悩みの種がこれ↓

 勉強していると、お父さんのマンゴロウが怒るんです。
マンゴロウは勉強したいわけではないようです。
ただ、子どもたちが勉強して、ごほうび(リンゴ1かけら)をもらっているのが気にいらないようです。
兄のマンマルが勉強していても、「熱心に」じゃまをしています。

それでも、なんとか父親のじゃまをかいくぐって勉強しているランマンですが、
もうひとつ困ったことがあるのです。
それが、これ↓

 お母さんのオネを気にするランマン。
このお母さんが油断のならない性格で、子どもがもらうごほうびのリンゴを、横取りしようと狙っているのです。

 お母さんを気にして、勉強ができないランマン。
力はお母さんの方が強いので、横から取りに来られると、ごほうびが取れないこともあります。

人間の子どもだったら、両親に応援してもらえるのに、サルの子どもは厳しいですね。

  
田中正之