飼育員ブログブログ

2024年10月24日(木)類人猿舎の歴史5~式典~

 3種6頭を類人猿舎へ移動(昭和44年12月8日、9日)させてから、2週間後の昭和44年12月23日 (10時30分から)に完成式典が開催され、富井京都市長、青木京都市会議長、蔀(しとみ)動物園長、錦林小学校1年生250人が参加しました。
富井市長の挨拶で始まり、



錦林小学校1年生2名によるお礼の言葉、

別の2名が富井市長とともに屋内観覧通路入口(西側)でテープカットを行っています。

なお、オランウータンのナナ(メス)が飼育員に抱かれて動物舎の外に出て、市長と握手を交わしています。

 その後、12月ということもあり、いずれも寒さを嫌って運動場には姿を見せず、式典参加者は屋内を観覧しています。

 なお、この時、特にゴリラがまだ環境の変化に馴れておらず、べべが食欲不振に陥ったり、ジミーが精神的に不安定な様子であったことが飼育日誌に記録されています。
 ちなみに、この当時、錦林小学校の1年生で式典に参加された方やご覧になった方がいらっしゃいましたら、思い出のメッセージをいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
 園長 和田