飼育員ブログブログ
2024年6月9日(日)噴水池で見つけました!
西側にある入り口(正面エントランス)から動物園内に入ると
芝生広場の向こう側に噴水池があります。
その噴水池の水面を覗いてみるとアメンボがいました!
この季節、水辺や池など水のあるところにやってきます。
日本には約30種類のアメンボがいるそうです。
大きくて脚が長いナミアメンボは沼や池でみられることが多く
小型のヒメアメンボは、山奥の湿原から道端の小さな水たまりにもいるようです。
なので、噴水池にいたのはヒメアメンボでしょうか?
アメンボの背中には翅(はね)があって、水があるところへ飛んでいきます。
アメンボの寿命は一年(アメンボの種類にもよりますが)なので
5月頃卵からかえり、夏には成虫になります。
そして秋には落ち葉の下などで越冬し、春には交尾をして卵を産み一生を終えるそうです。
アメンボが水に浮いていられる仕組みは
脚に細かい毛が密集していて、この毛が水をはじくことと
ワックスのようなロウ状の成分が分泌され、それを脚に塗ることで水に浮かんでいられるようです!
アメンボには6本の脚があり、前の2本が短く、後ろの4本が長いのが特徴です。
特に真ん中の2本は長く、これをボートのオールにように使って水の上を移動しているようです。
写真の画質がよくないですが。。。上が頭になるので、頭の辺りにちょこっとついてるのが短い脚です。
見えるでしょうか?
今の時期にしか出会えないアメンボ
雨上がりの水たまりにもいるかもしれません。
ちょっと覗いてみてください (^o^)
種の保存展示課 ひらやま