2024年4月21日（日）餌の寄付2023年度まとめ

　年間を通した餌の寄付の取り組みも早3年が経過しました。今年度のまとめをするとともに、3年間の推移についても振り返りたいと思います。
　今年度、ご協力いただいたのは47（前年比＋8）の企業・団体・教育機関・生産者の皆様で、前年度から引き続き御支援いただいたのは25と全体の53.2％となっており、今年度から新たにご寄付いただいた所が増えたことに伴い、寄付していただいた餌の量も約34t（前年比＋2t）と増加しております。なお、剪定枝は約11ｔ（前年比-2t）の約32％となっていることから、剪定枝以外の寄付が増加していることが分かります。そして、内容は68（前年比＋6）品目（剪定枝は1品目としてカウント、樹種は13種〈前年比-18〉）と、前年度に比べて品目が増加し、樹種が減少しておりますが、嗜好性の高い樹種は確保されており、大きな影響はありませんでした。
　2023年度の飼料費は、約5900万円となる見込みです。餌の寄付の取り組みは順調に推移していますが、飼料費の高騰の影響が大きく、寄付による飼料費の縮減効果は約1390万円ほどと試算しておりますが、全体として昨年度よりも約600万円ほどの増加となっております。今後も飼料費の高騰は続くと予想されておりますので、さらにできることの検討を進めていきたいと考えております。
　なお、ここ3年間の寄付受入れ量の動態をみてみると、剪定枝の受入れ量が全体の寄付量に影響を与えていることが分かります。ただし、年度ごとにばらつきがあり、季節との連動は明確ではありませんでした。今後もデータを収集しながら、安定的かつ持続可能な受入れを目指していきたいと思います。これまでの皆様のご支援・ご協力に感謝いたします。ありがとうございます。
　2024年度も規格外野菜の有効活用及び廃棄量の減量等、SDGｓの課題解決に向けて取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

園長　和田