飼育員ブログブログ

2024年4月18日(木)希望の光が…

ゴーラルのホンホンが亡くなった後、シカたちに隣のゴーラル舎の開放を始めてから、実は少しずつシカ舎の緑化に希望の光が見えてきていました。

これまで、わずかな雑草さえもすぐにシカたちに食べられてしまい、ほぼ全くと言っていいほど緑のなかったシカ舎ですが、少しずつ雑草が生えてくるようになっています。

シカ舎と観客通路の間の人止め柵内の草が少しずつシカ舎内に侵食してきたり、

土留めのそばに雑草が生え始めたり…

ゴーラル舎の方も、もちろんシカたちが使い始める前に比べると緑は減っていますが、食い尽くされるほどではなく、今は暖かくなってきて下草も新たに出てきています。

そして、先月末に植樹した木も今のところ少しずつ葉は減っているものの、なんとか生き延びています。

まだまだ微々たる変化ですが、少しでも目に見える変化があるのは嬉しいことです。

シカたちの食欲を満たすのはなかなか苦労するのですが、これからも工夫を続けて、少しでもシカ舎の緑を増やしていければと思っています。

植樹したツツジの前に座るマチ

ホンシュウジカ担当 安井