飼育員ブログブログ

2024年4月4日(木)【野鳥舎】新しい仲間が増えました!

2024年3月31日に、
京都の森の野鳥舎に新しい仲間が増えました!


まずは「シロハラ」。
オスで2歳の個体です。

当園では2017年12月15日に息を引きとった個体以来、
約6年ぶりの導入となります。




続きまして「ハクセキレイ」。
メス個体で、まだ1歳にも達していません。

園内でも観察できるかなり身近な鳥類ではありますが、
当園では初めての導入となります。




検疫室での2週間の検疫期間を経て、
たくさんのお客様に見守られる中での移動となりました。




シロハラは少し落ち着かない様子で、
舎内に放った直後は植栽の葉の中に隠れていました。

しかし30分もすると舎内を自由に飛び回り、
すり餌を食べたり中央の池で水を飲んだりする姿が確認されました。


そして次の日にはなんと・・!!
動物舎の外に2羽の野生のシロハラが・・!!

雌雄同色なので詳細は不明ですが、闘争をしている様子はありません。
内と外で鳴き合っており、檻越しでコミュニケーションを取っているようでした。



一方のハクセキレイはというと、
落ち着きすぎて中々ケージから出てくれず。。

舎内へ移動するよう促すと、地面に降り立ち悠々と歩き始めました。
尾をフリフリしながら歩く姿が特徴的です。




約半年間、展示種数が3種となってしまい、
冬場にはウズラたちが藪の中に集まって暖を取っていたため、
フクロウやキツネが見たい子供たちのスルーポイントになっていました。
なかなか観覧するのが難しい動物舎となっていました。

しかし最近は暖かくなって全体的に活動量が上がっており、
新しい2種の導入も相まって、かなり見応えのある動物舎になったかと思います。

(えっ、担当者の偏見?)
(・・・・・・、いやいやそんなことはないはず!笑)

エサ台の上、草の影、奥の止まり木など、隈なく探してみてください。
灯台下暗し、なんてこともあるかもしれません。
ぜひ野鳥観察をしている気持ちで、全種コンプリートを目指して頂きたいです。


野鳥舎担当 星野