飼育員ブログブログ
2024年1月31日(水)国際シマウマの日
1/31は国際シマウマの日です。
国際シマウマの日は、シマウマの保全の意識を高めるために制定されました。
シマウマには、大きく分けてサバンナシマウマ(Equus quagga)、ヤマシマウマ(Equus zebra)、グレビーシマウマ(Equus grevyi)の3種類がおり、京都市動物園ではグレビーシマウマを3頭飼育しています。
野生のグレビーシマウマは、食用・毛皮目的の狩猟や、干ばつ・開発による生息地の減少によって、1980年代から現在までに約54%も減少しており、現在では2000頭ほどと絶滅が危惧されています。
動物園では国内外の動物園が連携し、遺伝的な多様性を保ちながら長期的にグレビーシマウマを保全するための繁殖計画が作られています。
当園もこの繁殖計画に参加していますが、国内の飼育数も20頭前後と厳しい現状です。
国際シマウマの日が、動物園に来ていただいたり、野生や動物園の動物たちに少しでも興味を持って調べてみる、そして動物たちの現状を知って自分に出来ることを考えてみたりするきっかけの1つになれば嬉しいです。
グレビーシマウマ担当 竹内