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2023年10月19日(木)ムササビの近況②:バックヤードでの日々
本記事では現在バックヤードで飼育しているムササビの近況を綴っています。
今回は、現在の暮らしぶりについて。
(前回の記事はコチラから!)
前回の記事にもあるように、ムササビは現在、バックヤードで飼育しています。
ムササビは樹上性の動物なので、部屋の中に丸太などを組み、所々に枝葉を挿しています。
現在ムササビが暮らすバックヤード
バックヤードでの飼育を始めた初日は、止まり木を使って担当者の頭上まで登るものの、
若干降り方が分からずキョロキョロしている様子も見られました。
しかしすぐに降りてきて、エサを食べる様子が確認され、やがて巣箱へと戻っていきました。
(動画はコチラから:止まり木をのぼる様子・エサを食べる様子)
そして日没後には部屋の中を活発に動いていました。
翌朝に部屋をのぞくと、床面にはムササビならではの粒々の便が!!
床に落ちていた粒々の便
また、組み木の間に挿していた枝葉も、
枝しか残らないほどキレイに食べていました!!
葉が一枚しか残ってない枝
最近では秋の実りということで、
クリを給与してみました!しかもイガ付きで!!
写真のイガグリはパックリ開いて中身が見えますが、
実際には開ききっていないものを与えてみました。
(決して意地悪ではないですよ・・!!)
翌朝、部屋の床面を見てみると・・・
イガが細かく食いちぎられ、中の実の皮もバラバラに散っていました!!
道具もなしに、とげとげの外身を取り外してしまうなんて、ヒトでは考えられません・・。
このような感じで、普段とは違う場所での生活ですが、
今日まで大きな問題もなく毎日を過ごしております。
次回の記事では、事故の原因究明について書こうと思います。
リス・ムササビ担当 星野