飼育員ブログブログ
2023年8月31日(木)ついに…!!
ついに!フサオマキザルのグラウンドのトネリコが根付いたようです!!
創志園さまから寄付でいただいた高さ3.5mほどの大きなトネリコの木。
1回目は去年の12月に、2回目は今年の5月に寄付していただきました。
思っていたよりもはるかに大きな木がクレーンで運ばれてくるのを見た時は、果たしてこれを人力で植えることができるのか、心配になりましたが(;’∀’)
2回とも職員7~8人で一生懸命植えました笑
フサオマキザルのグラウンドには高い木がありません。
最近増えてきた緑もこの2~3年の間に寄付でいただいたプリベッドなどです。
フサオマキザルの担当になってから、不安定なところが大好きで、木をしならせながら移動する様子をたくさん見てきました。
高い木があったら、たくさん使ってくれるだろうな~、いつか大きな木をこのグラウンドに植えられたらいいな~と思っていた矢先、大きな木を寄付していただいたのです。
去年の12月に植えた木は、冬だったため、グラウンドにある他の木に葉っぱが少なかったこともあって、あっという間に丸裸にされてしまいました。
食べないのに、葉っぱを齧ったり、枝を折ったりするのが楽しかったようです。
1枚も葉っぱが無い状態では当然光合成が出来ないため、春になっても一向に新芽が出てきませんでした…。
そして、今年の5月、また創志園さまから以前と同じくらいの大きさのトネリコの木を寄付していただけることに!
一生懸命植えても、また根付かない可能性が高いため、他の動物舎で使わないことを念入りに確認してから、再度フサオマキザルのグラウンドに植樹することにしました。
このときは職員7人に加え、園内の剪定などをしていただいている洛北造園さまも植えるのを手伝って下さいました。
1回目と違うのは周りの木に葉っぱがたくさんあること。
どうか前回と同じように丸裸にはしませんように…!と祈っていましたが、やはり、新しいものが大好きなフサオマキザルは枝葉でたくさん遊びました。
ただ、1回目と違って、全部の葉をむしってしまうことはありませんでした!!
そのおかげか、最近、新芽が出てきました。
無事に根付いたようです。
1回目の木は丈を短くして別の場所へ移植。
こちらは半分諦めていましたが、上にのって遊ぶ様子も見られるので、まぁいっか!と思っていたところ、なんとこちらのトネリコからも新芽が生えてきました!!
一生懸命植えた甲斐があった気がして、とっても嬉しかった担当者。
そして、改めて、動物園がたくさんの方に支えられていることを実感しました。
そんな細いところに乗って大丈夫?と思うほど、枝の先に乗り、枝をしならせ、半分落ちそうになりながら遊ぶフサオマキザルたち。
さらに木が成長してくれることを祈るばかりです。
フサオマキザル担当:櫻井