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2023年8月8日(火)ウシガエルの駆除と活用
昨年は卵の駆除に取組み、6つの卵塊を発見(6月4日、13日、18日、27日、7月8日、17日)し、回収しました。
今年は、5月28日と29日にそれぞれ発見・回収した後は見つけられず、7月12日に3つ目の卵塊を確認、回収しています。
なお、今年は成体の捕獲も進めており、これまでに6頭(4月28日メス、5月3日オス、5月15日メス、5月17日オス、6月23日オス、6月24日メス)を駆除しています。
最初の4頭は、釣り竿とルアーを使用して捕獲しました。
しかし、その後は警戒され、捕獲できないことが続きました。
そんな中、6月13日に、鼓膜を破られたウシガエル(メス)が噴水池の東屋近くで死亡しており、回収して確認したところ、アオサギの襲撃を受けたのではないかと考えています。
釣り竿での捕獲は、近づくだけで逃げるような状況になっていたため、アジを餌にもんどりでの捕獲に切り替えたところ、仕掛けた3ヵ所中2か所で捕獲できました。
噴水池では、まだまだオスの鳴き声も聞こえますし、巡回中にウシガエルが逃げる時の声や音も聞こえますので、引き続き駆除を進めていこうと思います。
なお、これまでに駆除したうちの2頭については、ヌマガメの餌として活用し、
それ以外の個体は冷凍保存しています。
そこで、次はウシガエルの観察、解剖、骨格標本の作製を、今年の獣医実習生の課題として実施する予定です。
来園者の方にご覧いただくことも検討しておりますので、改めてお知らせさせていただきます。
副園長 和田