飼育員ブログブログ

2023年5月4日(木)桜の景観を維持

 園内の桜の多くはソメイヨシノですが、寿命が約60~80年とされています。また、病気にも弱いことから、折れた枝や枝の切り口から幹を腐らせる菌も侵入し易いため、樹齢50年を超えると幹の内部が腐るなどの影響が出てくるようです。

 先月、樹勢がない桜の幹にも空洞が広がっており強風などで折れて被害が出ないように処置しました。


ただ、若い枝が生長していましたので、その部分は残すようにし、切口には薬が塗ってあります。
 
 また、若い桜の補植も順次進めており、今年は疏水沿いに、園内では初めてとなるオオカンザクラ(大寒桜)と、

カワヅザクラ(河津桜)、ソメイヨシノ(染井吉野)をそれぞれ1本づつ、計3本を植えています。

 今後も明治37年(1904)から始まった園内の桜の景観を維持しつつ、多様な桜をお楽しみいただきたいと思います。

 ※ドローン映像=桜景観2023疏水沿いの桜
 副園長 和田