飼育員ブログブログ
2023年4月24日(月)【野鳥舎】最近のムッシュPart2
先日の飼育員ブログにて、
野鳥舎で暮らしているクロエリセイタカシギのムッシュ(♂)が、
座っていることが増えたことをご報告しました。
(まだ読んでない方は、コチラから!!)
あれから約3週間が経ちましたが、
経過は決して良好とは言えません。
薬の効能が切れてきたのか跛行(正常に歩くことができない)が再発し、
左脚だけで立っていることが非常に多くなりました。
加えて、右脚の足趾(足の指)の先端が黒っぽく変色したように感じられ、
地面につけることをとても嫌がる(痛くてつけられない?)ようでした。
再度捕獲し、足裏を確認すると、
左足:足趾基部の腫れが前回の捕獲時より肥大
右足:足趾基部の腫れは縮小したものの、足趾先端の一部が壊死
という状況でした。
現在のムッシュの足先
そこで現在は、
薬を含んだガーゼを足裏にテーピングで固定する、
といった治療を行っています。
テーピングを施したムッシュの足元
診療室から野鳥舎に戻ると、
不器用ながら両脚で歩行する様子が確認できました。
脚が重くなって飛べなくなるかと思われましたが、
問題なく飛翔する様子もみられました。
野鳥舎に戻ったムッシュ
今後も定期的にテーピングを交換しながら経過観察していきます。
見慣れない姿でビックリされる方も多いかと思いますが、
引き続き優しくムッシュを見守っていただければ幸いです。
よろしくお願いします。
野鳥舎担当 星野