飼育員ブログブログ

2023年1月20日(金)サル島の思い出5

 1970年11月に29頭の群れで再スタートしたサル島(奥にはゾウ舎が見え、姿を見せているのは美都か?)

 1988年10月31日の全頭捕獲では71頭までに増えていました。また、この頃のアカゲザルの体つきは小さかったようです。

 なお、来園者の方の印象に強く残っているサル島でのイノシシの飼育は1987年4月で終了となっていますが、その理由はサルがイノシシの毛をむしって食べてしまい、消化管に詰まってしまうなどの影響が見られたためでした(動物園だよりNo.70より)。

 作業についても、今はヘルメット・安全帯着用ですが、この当時はなしで行われており、時代の流れを感じます。
 また、1989年1月からの施設改修のため、1988(昭和63)年生まれの子を持つメス親と子は旧京太郎舎へ、子のいなかったメス12頭とオス3頭は越冬室に収容され、その他25頭(オス14頭、メス11頭)は売却となっています。

 ちなみに、そのリストには先月亡くなったビート一昨年43歳というギネス記録を達成し亡くなったイソコの名前も記されていました。


 今では、この当時のことを懐かしく想い出せる職員は数名しかおりませんが、こうして記録を整理しておくことで、次に伝えていけたらいいなと思います。
 なお、もしお持ちでしたら、サル島の思い出写真・エピソード募集中!ですので、ぜひ御応募ください。
 副園長 和田