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2022年11月20日(日)獣医室だより188 テンジクネズミの脱毛

10月中頃、テンジクネズミのトッポギに脱毛が見られました。
脱毛は左右対称性で、特に腰と腹部が顕著です。

臨床症状やその他の検査の結果から、性ホルモンの異常、おそらく卵胞嚢腫による脱毛と診断しました。
実は、トッポギは以前にも同様の脱毛を患い治療したことがあります。
治療としては卵巣子宮摘出が推奨されますが、個体の現状等を加味して、投薬による治療を試みることにしました。

今週、経過を確認しました。

発毛しているように見えますが、まだ毛は抜けやすいままです。
現在、投薬を続けて様子を見ています。

土佐