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2022年11月12日(土)獣医室だより187 テンジクネズミの体表腫瘤

テンジクネズミのワラビモチの腰の辺りに、小さな膨らみが見つかりました。
テンジクネズミの体表腫瘤は腫瘍とそれ以外に分類されます。
今回の腫瘤は排膿が見られなかったことから、腫瘍性の膨らみだと判断しました。

非腫瘍性であれ腫瘍性であれ、体表腫瘤の対処の基本は外科的切除になります。
今回は腰部で縫合する皮膚の余裕もあると考え、即日麻酔をかけて摘出しました。
局所麻酔と鎮痛剤の投与を行ったのですが、やはり痛みが出たのか、その後食欲が低下してしまいました。
数日鎮痛剤投与と補液を行い、現在では食欲も回復しています。

土佐