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2022年10月23日(日)獣医室だより185 テンジクネズミの角膜炎
テンジクネズミは角膜感度が鈍い=目の痛みを感じにくいとされます。
このため、目の怪我を負っても食欲や元気がなくなることはあまりありません。
目の病気を見逃さないよう、飼育担当者が日々気を配っています。
先日、テンジクネズミのモカの右目が白くなっているという報告を受けて、診察を行いました。
角膜(黒目の部分)が白濁し、結膜(白目の部分)に充血がみられます。
フルオレセイン染色という検査で目を染めると、角膜部分に小さな傷が多数見られました。
恐らく何かに擦る等して、角膜炎になってしまったのだと思われます。
飼育担当者が目薬を1日2回投与し、経過を観察しました。
2週間後の様子です。
フルオレセイン染色で傷が全て治っていることを確認しました。
本日も、グラウンドで仲間とともに過ごしています。
土佐