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2022年10月10日(月)サビヒルヤモリが来園しました!

 2022年8月30日に,野毛山動物園からサビヒルヤモリ Phelsuma borbonica (有鱗目ヤモリ科)が来園しました。同年10月4日から,熱帯動物館にて展示を開始しています。

 ヤモリの仲間の多くは夜行性ですが,このサビヒルヤモリは昼行性です。また,赤褐色の斑紋がサビ(錆)に見えることから,サビヒルヤモリと名付けられたそうです。生息地は,マダガスカル島の東方の海上に位置するレユニオン島(フランス領)です。食性は昆虫類と果実と言われており,京都市動物園ではコオロギ,オレンジ,バナナ等を与えています。

このように,よく壁に張り付いていますので,足の裏が観察できます。拡大すると…

 足の指先は平らで,多数の横線が見えます。これが滑り止めになっているようです。熱帯動物館,みどりのエリア内の小型水槽にて展示しておりますので,ぜひお立ち寄りください。

熱帯動物館担当 長井