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2022年6月21日(火)だあれ? リョクチャの巻

西鳥類舎にいるアオバトの紹介です。
アオバト室には現在、メス2羽とオス1羽がいます。


メスのリョクチャは2021年10月に救護センターに運ばれて来ました。
当時はアオバトの救護が相次ぎ、どのアオバトか分かるように名前を付けていました。
「断翼の子」と呼んでいたのが、リョクチャです。
一見すると翼があるように見えますが、左翼の先の部分を切除したので、初列風切羽はありません。



アオバト室にはメスのチャコシとオスのキュウスのペアがいます。いつでもどこでもベッタリ一緒にいるので、新たにリョクチャが入ってどうなるか気がかりでした。
しかし取り越し苦労だったようで、争うことなく穏やかに過ごしています。
アオバトの姿を探すたびに、2対1に分かれていますが、たまに3羽が付かず離れずにいる姿も見受けられます。

もともとアオバトは数羽~数十羽で群れを作ることがあるので、縄張りを主張する鳥とは違い、新入りを受け入れやすいのでしょう。
これからもケンカせずに過ごしてもらえればと思います。

単独でいる場合のチャコシとリョクチャの見分けは難しく、チャコシの嘴の先がちょっと尖っているのが見分けるポイントです!
 
(左)チャコシ (右)リョクチャ

しかし、そもそもアオバトの姿を見つけるのも簡単ではないので、あまり役に立つ情報ではありませんでしたね (´ω`)

アオバト担当 よしかわ