飼育員ブログブログ
2022年6月3日(金)オイカワの稚魚のようです。
ヤリタナゴかもと期待していた,噴水池北東側の浅瀬で群れていた小魚を,
ペットボトルでもんどりを作って,捕獲して調べました。
1回目は近くまで来ていたのですが,入っていたのはほとんどヌマエビでした。
2回目のチャレンジでオタマジャクシ,ザリガニ,ヌマエビとともに,
なんとか1尾捕獲できました。
まだ小さくて明確な判別は難しいのですが,オイカワの稚魚のようです。
時期的にはヤリタナゴの可能性もあったのですが,二枚貝に卵を産み,貝の中で成長した稚魚が浮上する生態を考えると,あれだけの数が群れるのに違和感がありましたので納得です。
噴水池で在来種がしっかりと繁殖し,世代がつながっていることを,とても嬉しく思います。なお,浅瀬で群れていると分かりやすいのですが,岩組の間を抜けて深場へ移動しまうとどこにいるか分からなくなってしまいます。
チャンスがあれば,浅瀬を覗いて見てください。
副園長 和田