飼育員ブログブログ

2022年5月3日(火)噴水池で目にするものは?

 皆様、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?
 本園にとっては、新型コロナウイルス感染症の影響により、ここ2年はゴールデンウィーク期間中に休園をしていたため、令和元年度以来,3年ぶりにゴールデンウィークに開園しています。
 初日の29日はあいにくの雨でしたし、1日も雨が予想されていますが、後半は天気も良さそうですので、お時間が合えば、是非御来園下さい。
 現在、112種492頭羽(2022年3月末時点)の動物を飼育していることに加え、園内には多くの生き物が生息しています。その中で、最近目立っているのが噴水池にたくさんいるオタマジャクシです。


 オタマジャクシは、ご存じのとおりカエルの幼生ですが、噴水池のオタマジャクシは成長し、ウシガエルに変態します。

 噴水池では在来種の生態系を保全したいと考えているため、ウシガエルは駆除する対象です。そこで、これから迎える産卵シーズンでは卵塊を見つけて除去していければと思います。ただ、見つけられるか自信はないですが。
 ただ、おとぎの国で飼育していたスッポンのミヨコや平安神宮からいただいたスッポン、そして、アオサギも協力してくれていますので、何とか少なくしていければと思います。
 先日も開園時間中に、アオサギがウシガエルを捕まえて食べてくれていました。

 その他にも、少なくなりましたが、まだアメリカザリガニもいますので、引き続き取り組んでいけたらと思います。

 なお、噴水池では在来種のヌマエビやヤリタナゴ、オイカワ、ヨシノボリなども確認されており、おそらくヤリタナゴと思われる稚魚もたくさんいましたので、少しづつ取組の成果が現れているのではないかと感じています。

 御来園の際は、噴水池を覗いて見てください。
 副園長 和田