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2022年5月2日(月)獣医室だより163 ホロホロチョウの跛行

京都市動物園のホロホロチョウに、重度の跛行を見せる個体がいます。
原因は、骨の炎症ではないかと推定しています。
2019年頃から跛行がひどくなり、様々な治療を試しましたが完治には至りませんでした。
現在、症状が悪化した場合に投薬で痛みを緩和しています。

左脚の第1趾(後ろ側の趾)の骨の吸収が進み短くなっています。
歩きにくそうに見えますが、既にこの状態で2年間暮らしており、栄養状態も悪くありません。
他の個体と一緒に歩くときに遅れてしまうこともありますが、元気に暮らしています。
皆様に見守っていただけると嬉しいです。

土佐