飼育員ブログブログ
2022年4月15日(金)御寄付ありがとうございます【ビワの剪定枝】
昨年6月,大徳寺保育園さんからの剪定枝の寄付を担当していただいた大谷造園さんからビワの剪定枝をいただきました。本園の取組を覚えていただいており,お声がけをいただきました。ありがとうございます。
なお,剪定枝というとゾウやキリンなどの草食動物が食べるイメージがあるかもしれませんが,樹種によって好みがあり,食べ方もいろいろです。
今回いただいたビワの剪定枝は,ゴリラ,チンパンジー,マンドリル,フサオマキザル,アカゲザルでいただきました。映像まとめはコチラ。
そして,その食べ方は,種や個体によっても違っており,とても興味深いです。
チンパンジーは葉も樹皮も食べますが,その中でタカシ(オス)はなぜか若葉を残しました。飼育員は「一番おいしいとこじゃないの?」と突っ込んでいました。
ゴリラは樹皮派で葉や枝は残していました。また,他の餌の方が魅力的なようで,その餌がある間はビワの剪定枝を手に取ることがありませんでした。
※ゴリラが樹皮を食べた後の剪定枝
※写真右上にあるのがビワの剪定枝
マンドリルはとフサオマキザルは,どうやら樹皮を剥き,樹液が多い中央近くの部分を食べているようです。
また,取組を始めて1年が経過しましたが,同じ樹種なのに,剪定された場所や時期が違うと食べ方に違いが出るということも知りました。
そして,改めてヤギは何でもいける口なんだなと感心しました。
※これはビワの剪定枝ではありません。
令和4年度も,引き続き取組を継続してまいりますので,今後ともよろしくお願いいたします。
副園長 和田