飼育員ブログブログ

2022年3月6日(日)獣医室だより154 水禽舎の健康診断

2021年の末に、水禽舎の健康診断を行いました。
飼育員が一羽ずつ捕獲していき、獣医師が順次健診を行っていきます。
水禽舎の個体には、救護されて治療したものの、飛ぶ能力が十分もとに戻らなかった個体がいます。
一方それらの子孫個体は、当然ながら飛ぶのがとても上手。
怪我させないよう、素早く慎重に捕獲する必要があります。

写真はオシドリのオスの検診の様子。
個体の確認、脚環の交換、栄養状態の確認、外傷の有無、趾瘤症のチェック等、検査項目が多岐に渡ります。
更に、例えば体重の著しい減少など異常が見られた個体は、追加で採血など詳細な検査を行います。
このため、水禽舎の担当職員と担当獣医師だけでなく、チーム総出で健診を行います。

幸い、今回の検診では大きな問題が見られた個体はいませんでした。
寒い冬を乗り越えてほしいと願っています。

土佐