飼育員ブログブログ
2021年12月17日(金)かがやく構造色
皆さんは,見る角度や光の当たり具合によって,色が変化する生き物に出会った経験はありませんか?
この現象は,「構造色」(こうぞうしょく)と呼ばれる発色の仕組みで,色素による発色ではなく,光の波長程度の微細な構造が,干渉や散乱などの光学現象を起こして着色しています。
水禽舎のヨシガモもこの発色の仕組みを持っており,鮮やかな緑色に輝いていたかと思うと茶色に見えたりと色の変化をお楽しみいただけます。
ちなみに,フラミンゴは色素による発色ですので,見え方の違いを見比べてみてはいかがでしょうか。
そして,その他にもいろいろな生き物で構造色が見られますので探してみてはいかがでしょうか。
副園長 和田