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2021年12月12日(日)獣医室だより142 ケープハイラックスの包帯

11月の中頃,ケープハイラックスのサイが,右後肢の指に裂傷を負いました。
ケープハイラックスの足裏表面は,イヌネコの肉球と同様,柔軟性と血管に乏しい組織です。
歩くときに力がかかる部位であるため,傷が広がらないよう縫合して簡易的な包帯をしました。

残念ながら,装着後すぐに包帯が落ちてしまったため,今度はより強固な包帯をすることに。
傷の大きさに比べるとやや大げさに見えますが,足にしっかり固定するためにこのような見た目になりました。

サイは包帯を多少気にしていたようですが,即日外すことはなくなりました。
現在,定期的に傷の状態を確認しながら,包帯の巻き直しと経過観察を行っています。

土佐