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2021年11月3日(水)獣医室だより137 アフリカコガタワニのマイクロチップ
熱帯動物館のニシアフリカコガタワニ展示室。
繁殖のためアクアトトぎふに旅立ったノックに代わり,恩賜上野動物園から新たなメスがやってきました。
新たに動物がやってきたときの獣医の仕事として,全身状態のチェックとマイクロチップの確認があります。
特に個体を識別するために大切なマイクロチップ。
簡単に捕獲できない動物では,このようなタイミングで測定しておくのがとても大切です。
一応動物の体のどこにマイクロチップを埋め込むのかについては指針があるのですが,例外もあるので,可能性のある部位を一つずつ確認していきます。
下の写真の緑色の機械がマイクロチップリーダー。
この個体は,尾の付け根近く,右側の皮下に埋め込まれていました。
頭から尾までの長さは131cm,年齢は27歳。
ワニ類は50年の寿命を持つ種もいるそうでなので,これから長く,当園で過ごして欲しいと思っています。
検疫終了後に,熱帯動物館でご覧いただけるようになる予定です。
お楽しみに!
土佐